ボードゲーム戦略置き場

ボードゲーム戦略の考察とかを書き留めておきます。

【アルナック考察】華美な槌×水筒

 



華美な槌の主な使い方は、埋もれてしまったブラシ等の強力なアイテムの入手だ。消費アイテムは4コンパスを消費して入手するほどの価値はない。使うとカード点が消えてしまうからだ。しかし、水筒は話が別である。

水筒とは実質2ドロー(3ドローだが水筒自体が手札枠を使っていることを考慮して2ドロー)できる助手のようなアイテムである。デッキが強くなっている終盤ならばドローの価値が跳ね上がるので、カード点を抜きにしても槌で引っ張ってくる価値は十分ある。

 

では、どれだけデッキが強ければ華美な槌で水筒を取るべきなのか。

2ドローで4資源の価値が期待できるのであれば、華美な槌の2点分だけ得をする。十分強い。
2ドローで3資源の価値どまりだった場合は、1資源消費して2点を得することになる。それなりに強い。水筒使用に1ターン消費することで対戦相手に遅れを取るデメリットも考慮すると、槌で水筒をとるべきかは状況次第といったところか。
2ドローで2資源の場合は流石に損。他で使えば1資源は1点以上の価値になる。

終盤はよほどデッキ構築に失敗しなければ2ドロー3資源以上の価値があるので、華美な槌で水筒を取るのは基本的には強い行動と言えそうだ。

 

デッキの底までドローすることができれば水筒を取ったラウンドに水筒を引いて、新しく購入したアイテム3枚をドローできる。アイテムを3枚買うのはコインに余裕がないと厳しいが、コイン助手があるなら十分狙っていける。

水筒を使ったラウンドに華美な槌で水筒を再び入手してそのラウンドに使用、なんて芸当も可能。

 

なお、同じ消費アイテムでも華美な槌で熱気球を取るのは慎重になったほうが良い。「槌に使った4コンパスは熱気球の3コンパス割引と飛行機アイコン割引でトントンで、槌の2点得してる」と考えるのは誤解だ。実際は他のカードを押しのけて熱気球が手札に入っただけであり、例えば犬を押しのけている場合は1資源しか得になっていない。