ボードゲーム戦略置き場

ボードゲーム戦略の考察とかを書き留めておきます。

【アルナック考察】1番手が探検に行くのは強いのか?

 

第1Rの1番手、初期手札が恐怖1枚のとき、コンパスキャンプ→探検は強いのか?

3人戦の場合を考察する。

 

 

助手を取れる確率

鳥面

必要資源:コンパス矢じり/宝石

探検で矢じりか宝石を引けばいいので、助手獲得率は70%

 

蛇面

必要資源:コンパス石版2/宝石

偶像ボーナスで石版を取る場合
探検で石版1か宝石を引けばいいので、助手獲得率は60%

偶像ボーナスで石版以外を取る場合
探検で石版2か宝石を引けばいいので、助手獲得率は40%



 

 

獲得資源数

Lv1探検の持つ意味は以下のように整理できる。[]内は資源収支。

  • [+0] 3コンパス→偶像+偶像ボーナス
  • [+2] 移動力→3資源
  • [-x]守護者接敵
    •  守護者討伐 3,4資源→恩恵+5点
    •  守護者放置 +恐怖

序盤の守護者に関しては、倒すなら資源[-3]~[-4]で、倒さないなら[-0]と考えてよい。

守護者の恩恵が活きるのは大体は次のラウンドからで、もらった恐怖が悪さをするのも次のラウンドから。よって、そのラウンドだけで考えるなら守護者の影響は無視して良い。

また、第2Rで恐怖が3枚くらいあっても生産性は落ちず、恐怖がダメージとなるのは第3R以降になる。第1Rで受け取る恐怖は基本的に気にしなくてよい。

よって、探検は単純に3資源を獲得するアクションだと単純化できる。

 

 

この手札での獲得資源数は、

キャンプ×2:7資源

キャンプ、Lv1探検:8資源

 

恐怖が1枚しかない場合、探検に行くとそれだけで1資源得をするとわかる。

ただ、恐怖が1枚デッキに増えるため、将来恐怖を除去するタスクを負うことになる。除外は1資源分の労力でできる。つまり、実質的に将来の1資源を前借りしているに過ぎない。その前借りした1資源分で良いアイテムを買えたり、助手が取れたりする。序盤に基盤を作るのが非常に重要なので、1資源の前借りはかなり強い。

 

 

他プレイヤーへの影響

  • コンパスキャンプを抑えることで、3番手の第2RLv2探検(極悪最強ムーブ)を妨害できる。
  • キャンプを満員にできないため、3番手にキャンプへ行くために手札2枚使用を強いることができない。ただ、2番手も3番手も3コンパスがなく探検に行けず助手獲得のための2ブーツ移動もできない場合だけ3番手は損をするが、こんな状況はめったにないため、あまり気にしなくていい。
  • 大抵は守護者を倒さないため、第2Rで相手に守護者の討伐をさせてしまうことになるが、第2Rでの討伐は弱いので大体問題ない。アリを残した場合や、弓矢を買われている場合だけ、相手にかなり得をさせてしまう。

 

結論

第1Rで1番手の恐怖が1枚のとき、探検は強い。

助手を取る確率は高く、取れなかったとしても1資源分得をしている。第2Rで3番手にLv2探検されにくいのも良い点。どうせアルナック3人戦での1番手は不利なんだから、上振れを積極的に狙っていくほうが良い。

ただし、コイン助手などの強力な助手が見えている場合は例外。無難にキャンプで助手獲得を目指す方が安定する。