アルナックELO800超え!
記念に何か記事を書きたくなったので、鳥面と蛇面の比較をしてみる。
鳥面と蛇面では戦略が違ってどちらも楽しいが、ルールブックでは初めてプレイする人には鳥面が推奨されている。
鳥面は研究トラックを進みやすく、助手がどんどん強くなるので、爽快感がある。ラウンドが進むごとにパワーが増していくのはボードゲームの楽しさの一つであり、鳥面はそれに特化していると思う。
しかし、拡大再生産系のシステムの宿命だが、初動で差がつくとかなり辛いという問題点がある。第1Rで助手を2つ取ったら相手が降参(パス連打で実質降参)なんてこともBGAではたまにある。
第3Rまでの宝石必要数が少ないため、探検で宝石を連続して引くと事故る。序盤の運がとにかく大事。
それに対して、蛇面は研究トラックに様々なブレーキが効いていたり、助手を入手できるタイミングが遅くなっていたりするため、出遅れても巻き返せる設計になっている。じりじりしたゲームになって楽しいのだが、コンパス集めに四苦八苦しながら研究トラックを進むことになる蛇面は、苦しいゲームを好む人にしかおすすめしない。
蛇面は研究トラックの報酬が抑えられているため、相対的に討伐が強くなっている。研究は最後まで登らなくても十分勝てるようになっていて、研究完遂が前提の鳥面と違って戦略の幅が広い。
また、強い手札を作っていく楽しさは蛇面の方が大きい。研究報酬のコイン、ドロー、除外がデッキ強化を促している。
遺物購入という選択肢を広げてくれるアクションをしにくいのが蛇面の弱みだろうか。常にコンパスが不足していて、遺物を買う余裕は特に序盤はほとんどない。
以下、戦略について
鳥面
- 研究トラックを早く上がることが非常に大事
- 伝書鳩、つるはし、矢じり助手、コイン変換助手などの研究資源を生む系が強い。
- 探検・討伐は控えめにして、その分のリソースを研究にまわす。
- 研究トラックのコイン要求数が多い
- 4Rまでに何かしらのコイン調達手段を用意したい。
- コイン助手鳥面で強すぎ。
- 終盤の宝石必要数が多い。
- 手札の役割のない恐怖を処理しつつ宝石を作れるランプやヘアピンなどが強い。
蛇面
- コンパスが大事
- 鳥面に比べて14コンパス不足する。(鳥面ではもらえていた研究報酬8コンパス+研究コスト偶像2枚)
- 自動車、飛行機などが強い。つるはしが基本的に弱い。
- 3番手が最強
- 次ラウンドでスタートプレイヤーになれる第2Rで、Lv2に探検に行くのが非常に強い。鳥面でも同じムーブはできるが、[車][船]の場所がない鳥面では同じ移動力を用意しにくく難易度が高い。
- 除外カードが強い
- 研究終盤に恐怖を入手してしまうため、除外が最後まで腐らない。斧やマチェーテなどがかなり強い。
- 終盤は宝石を避ける
- 鳥面は終盤に宝石が必要だが、蛇面では終盤に宝石は2つ程度しか要らない。雑にLv.2に行っていると大抵宝石が余る。
- オウムやこてなどの宝石カードは弱い。
この10倍くらい書きたいことがあるが、記事が長すぎになってしまうので、トピックごとにまたいくつか記事を書こうと思う。