ボードゲーム戦略置き場

ボードゲーム戦略の考察とかを書き留めておきます。

【アルナック考察】登頂ボーナスにドローが含まれる確率は?

 

登頂ボーナスは行ってみるまでわからないが、予測はできる。

 

研究ボーナスの内訳は、以下のものが3つずつ。

  • コイン
  • コンパス
  • 石版
  • ドロー
  • 除外
  • アプグレ

 

第1R開始時に研究ボーナスをざっと見ることで、登頂ボーナスを把握できる。

 

 

例えばこの盤面では、コンパスが3つ出て枯れているので登頂ボーナスにはないと確定できる。逆にコインは一つも出ていないので登頂ボーナスにはかなりの確率でありそうである。詳しく計算してみよう。

 

※今回の話題は勝率に殆ど貢献しない、かなり趣味寄りの考察。

 

 

 

「盤上にドローの研究ボーナスが○個出ている時、登頂ボーナスにドローが△個含まれている確率は?」

(※ドロー以外を対象にしても同じ)

 

 

蛇面3人戦(盤上の研究ボーナス10個)の場合

例えば、盤上にドローが3個見えているなら、登頂ボーナスにドローが0個含まれる確率が100%。(つまり枯れているということ。)

 

この表から言えるのは、盤上にドローが2つ見えている場合でも、登頂ボーナスにドローがある確率は37.5%もある。低くない確率なので、登頂するときはなるべくドローの準備してから登りたい。

登頂ボーナスがドロー3つの確率は1.8%しかない。どうしてもドローしたくないなら98.2%は別のボーナスを取れるということである。

 

 

 

付録:各フォーマットでの確率

蛇面

蛇面2人戦(盤上の研究ボーナス8個)の場合

 

蛇面3人戦(盤上の研究ボーナス10個)の場合

 

蛇面4人戦(盤上の研究ボーナス12個)

 

 

鳥面

鳥面2人戦(盤上の研究ボーナス7個)の場合

 

鳥面3人戦(盤上の研究ボーナス9個)の場合

 

鳥面4人戦(盤上の研究ボーナス11個)の場合

 

 

付録:計算式

  \dfrac{  {}_q C_x   \cdot  {}_{b-q} C_{n-x} }    {{}_a C_n}   

 

n:プレイヤー人数(登頂ボーナス総数)
x:登頂ボーナスに含まれるドローの数(表の横)
a:盤上に見えている研究ボーナスの総数(n=2,3,4人のときa=7,9,11個(鳥)/8,10,12個(蛇))
b:残っている研究ボーナスの総数(b=18-a)
p:盤上に見えているドローの数(表の縦)
q:残っているドローの数(q=3-p)